生成AIを使って無料で自己分析するには?自己分析をもとに自己PR文・志望動機作成まで【コピペしてすぐ使える】

業務効率化

株式会社C And 代表取締役

監修 木俣太地

「自己分析ってどうやってやればいいのかわからない」
「自分で自己分析をしてみたがうまくいかない」
「一気に自己PR文や志望動機も作成したい」

このように考えている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、ChatGPTを用いた自己分析の方法について解説します。また、自己分析の結果を用いた自己PR文・志望動機を作成する方法も紹介しています。コピペしてすぐに使えるプロンプトもご用意しているので、そちらも参考にしてみてください!

自己分析を自力ですすめるのは大変

自己分析を自分ひとりで進めようとすると、「何から手をつければいいのかわからない」「考えがまとまらない」といった壁にぶつかることも少なくありません。そんなときにおすすめしたいのが、生成AIの活用です。

生成AIは、多角的な視点から自己理解の助けとなる質問を投げかけたり、思考を整理する手助けをしてくれるため、自己理解を深めるうえで非常に有効なツールといえます。以下、生成AIを用いるメリットです。

生成AIを使って自己分析をするメリット

生成AIを使って自己分析をするメリット

  • 短時間で自己分析できる
  • 客観的に自分の強みを把握できる
  • 自己分析の内容に基づいて志望動機を作成できる

短時間で終えることができる

生成AIに「自己分析の際にそもそも何をするべきか教えて」や「自分への理解を深めるための質問をいくつか用意して」などとお願いすると、すぐにそれらに対する回答を生成してくれます。

これらの回答は、あなたが自分について理解を深めるうえで非常に役に立つでしょう。このように生成AIは、あなたが自己分析を進めるうえで必要となる要素を、自分一人で進めるよりもはるかに早く引き出してくれます。

客観的に分析できる

生成AIが提供する質問や分析は、自己偏見を排除したものです。よって、客観的な視点で自分の強みや弱みを把握できます。

また、AIによる多様な質問によって、さまざまな角度から自己分析を行うことができるので、客観的な上に広範なアプローチが期待できます。

自己分析の内容に基づいて志望動機を作成できる

チャット形式で自己分析した後、「自己分析を踏まえて志望動機を作成して」のように質問すると、自己分析から志望動機を作ることができます。

志望動機を一緒に作成したい方に特におすすめです!

ChatGPTを用いた自己分析(コピペ可能)

「生成AIを使って自己分析したいけれど、やり方・プロンプトがわからない…」という方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。ここからはChatGPTを用いて、自己分析のロールプレイングを掲載しています。

プロンプト

コピペはこちらから

「あなたはキャリアカウンセラーです。私と対話形式で自己分析をしてください。」
#目標
エントリーシートに必要な特技をまとめること
#条件
・一問一答形式で進めてください
・自己分析に必要な情報が出そろったら、総括して、300字程度でまとめてください。
・最初に「カウンセリングを始めましょう」から始めてください。

ChatGPTは、たくさんの質問であなたの情報を引き出してくれます。

カウンセリングでの私の回答をもとにChatGPTは私の強みを分析しました。また、加えて弱みの分析をしたい場合はそのように質問すると追加でカウンセリングが始まります。

自己分析結果は具体的な根拠を伴っているので、エントリーシートにも活用しやすいです。たとえば「私の強みを活かした志望動機を生成して」などと質問することで、自己分析を踏まえた志望動機を生成することができます。

自己分析から自己PR文を作成

自己分析をする方のほとんどは、就職活動あるいは転職活動の際に自己PR文や強みを求められたことがきっかけでしょう。ChatGPTを用いれば、自己分析をするだけでなく、自己PR文や強みまで生成することが可能です。

以下、自己PR文を生成するプロンプトです。

プロンプト

生成結果

プロンプト例はこちら

自己分析を踏まえて400字程度で自己PR文を作成してください
#目標
これまでの自己分析を踏まえ、エントリーシートで記入する構成に従った自己PR文をつくること
#構成
結論(自分の強みを1行で端的に表す)
背景(強みを持った背景や原体験のエピソード) 
根拠(強みの根拠となる経験のエピソード) 
未来(入社後強みをどう生かせるか)
#条件
・強みは一つに絞ってください
・エピソードは一つに絞ってください
・企業の求める人物像、企業理念と合うような内容にしてください
#企業理念
(志望企業の企業理念をこちらに)

プロンプトを送信すると上のような自己PR文が生成されます。条件を守っているとは限らないので、文字数チェック自分の強みを踏まえられているのか・企業理念と絡められているのかなど内容のチェックを怠らないようにしましょう。

修正が必要な場合は「100文字増やして」や「エピソードをもっと具体化して」などを送り、チャット形式でよりよい自己PR文を作っていくのがおすすめです。

自己分析から志望動機を作成

エントリーシートでは志望動機を求められることも多いです。志望動機は、自分の強みを盛り込んだ上で、自分の経験などを根拠に志望企業を志望する理由を伝える必要があります。よって、自己分析の内容を踏まえて志望動機を作成するとより説得力のある志望動機を書くことができるのです。

以下、志望動機を作成するプロンプトです。

プロンプト

生成結果

プロンプト例はこちら

自己分析を踏まえて400字程度で志望動機を作成してください 
#目標
これまでの自己分析を踏まえ、エントリーシートで記入する、構成に従った志望動機をつくること 
#構成
結論(入社してかなえたいこと )
結論の根拠(具体的なエピソードや経験 )
なぜ応募企業なのか(応募企業の魅力 )
入社後実践したいこと(能力を発揮し貢献できること )
#条件 
・自分の「志望理由」と「企業のどこに魅力を感じたか」を結びつけて伝える 
・自分のスキル・実績を伝える
・企業の求める人物像、企業理念と合うような内容にしてください
#企業理念
(志望企業の企業理念をこちらに)

プロンプトからこのように志望動機が生成されます。条件を守っているとは限らないので、文字数チェック自己分析を踏まえられているのか・企業理念と絡められているのかなど内容のチェックは必須です。

また、修正点についてはチャット形式で、「企業に魅力を感じた理由を膨らませて」や「もっと定量的に実績を伝えて」というように、一つづつ修正していくのがコツです。

ChatGPTで自己分析する際の注意点

ChatGPTで自己分析をする際の注意点

  • 生成された文章をそのまま使わない
  • ChatGPTだけでなく人の意見も聞く

生成された文章をそのまま使わない

AIの価値は、あくまで0→1のアイデア出し、土台作りにあります。そのため、AIで生成されたものをそのまま使用するのではなく、改めて自分の手でブラッシュアップすることが重要です。

具体的には、ChatGPTの生成する文章は、信憑性や文章としての自然さに欠けることもあることを踏まえ、ファクトチェックと文章校正を実施したうえで必要に応じて修正し、肉付けしていくようにしましょう。

なお、作成した文章を見直すときは、目視と合わせて使用したAIとは異なるAIツールでチェックすることもできます。何度か修正を繰り返すことで、洗練された文章校正を行うことができます。

ChatGPTだけでなく人の意見も聞く

自己分析は、自分の主観によるところが大きいです。もちろん自分を見つめ直すことが目的の一つなので、このこと自体に問題はありません。しかし、自己分析を就職活動に活かすにあたり、他人からみた自分という客観性も必要になります。

よって、自己分析の結果は家族や友人、先輩などに共有し、フィードバックを受けることをおすすめします。それにより、客観性を伴う自己分析を作り上げることができるからです。

まとめ

本記事では、ChatGPTを用いた自己分析の方法を紹介しました。AIを用いた自己分析は、先にも述べた通り就職活動で使用するのにいくつか注意点があります。

これらをクリアし、ぜひChatGPTを用いて、効率的に就職活動を進めてください!

株式会社C And 代表取締役 / 企業の業務課題をきちんと解決できるChatGPT・生成AI活用の研修/コンサルティングのプロ。
また、前職の株式会社MIXIで培ったブランドプロモーションスキルを活かし、話題化戦略を意識した制作した生成AI活用のアニメCMは、Xにて680万インプレッションを記録。幅広い形で生成AIを活用して、企業の課題解決に貢献。